ワタミ(7522):「美味しい居酒屋」と評価されていた時代を懐かしむ

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ワタミ(7522):「美味しい居酒屋」と評価されていた時代

直近の株価指標では
項目 概要
確認日時 2015年10月11日 10時22分
時価総額 34,767百万円
予想PER 31.14倍
実績PBR 3.86倍

直近の業績では

⇒ワタミ(7522)の【業績概要】四半期別 前年同期比

四半 予想 売上 営益 経益 終益
2016年3月期
1Q 実績 87% 赤字拡大 赤字拡大 赤字拡大
2Q
3Q
4Q 予想 95% 黒字転換 黒字転換 黒字転換

ワタミ(7522):復活の鍵は仕入れ流通ルートの確保

多分、復活は無理だろうな…と思いながら記事を書いてます。ワタミさんが人気になった当初は、ワタミと言えばコスパがよくてそこそこ美味しいという評価が一般的でした。たしかに、当時はそもそもチェーン系の居酒屋でまともに料理を出すところがありましたせんでしたから、相対的に評価が高くなるのは当然の事でしょう。しかし、今となってはわざわざワタミさんにいく理由がありません。

理由はもっといいお店がどんどん増えてきたからです。チェーン展開してる中で、最近「ここいいな!」って思った店は以下の2店舗です。

天地旬鮮 八吉

一六堂|天地旬鮮 八吉
http://www.ichirokudo.com/shop/yakichi.php

淡路島と喰らえ

淡路島と喰らえ
http://ff-alpha.com/

淡路島の方は、名前を見ても一目瞭然ですが、2社(店)とも特別な仕入れ流通ルートを確保しています。どうやっても仕入れ価格は値段に直結します。そのため、いいものを安く提供しようとすれば、仕入れ流通ルートを如何に確保するかが焦点になってくるでしょう。しかし、卸を通さずに直で仕入れルートを確保する事はいわゆる「業界の掟破り」とも取られかねませんので、かなり勇気のいるところです。

特にワタミさんみたいに、全国エリアともなれば卸を敵に回す訳にもいかないですから。かといって卸に配慮して既存の取引を続けるならば、何も変えられないまま衰退の道を辿る事になるでしょう。

あのスシローさんも仕入れ流通ルートの確保には苦労

【スシローの哲学】「いいケンカなら、してもいい」
ただし「敵」はつくらない。
http://diamond.jp/articles/-/57110

ただ、いきなり産地と直接仕入れを開始するといってもかなり難しいものがあります。基本的にいいものは大体既に押さえられているのと、「良いモノは良いモノを理解してる人に売りたい」という生産者の気持ちがあるからです。

というわけで、ワタミさんの新店舗を見てみると

ワタミフードシステムズ、「ニッポンまぐろ漁業団」新橋店をオープン
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000072.000009215.html
サントリー酒類株式会社市場開発本部グルメ開発部と協働で開発した、日本籍船が漁獲した天然鮪を提供する居酒屋の新ブランド「ニッポンまぐろ漁業団」

「日本籍船が漁獲した天然鮪を提供」とありますね。やはり仕入れ流通ルートの改革を行おうとはしてるようです。ですが、自社オンリーでやってない時点で難しいですね。

なんというか…

毒にも薬にもならない事をタラタラと書いていますが、どんな企業にもかならず苦境が訪れます。あのトヨタですら倒産寸前まで追い込まれたことすらありますし、2流・3流メーカーと揶揄されていた時代もあります。

経営危機の発生 トヨタ企業サイト
https://www.toyota.co.jp/jpn/company/history/75years/text/taking_on_the_automotive_business/chapter2/section6/item6_a.html

そういう意味では、ワタミさんだって苦境からの脱出する事は可能であるはずです。ただそのためには「情熱」や「信念」、そして「企業としての存在意義」を改めて社会に問われる事になるでしょう。