「有機EL関連銘柄」の本命は「発光材料」と「製膜技術」に絞るべきなのか?

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「有機EL関連銘柄」の市場が本格的に立ち上がる可能性

そもそも有機EL自体を「なんか光る奴」くらいの認識しかなかったのですが、これはちょっとまずいなと思いwikiさんで、基本的な情報くらいは抑えておこうと思った次第です。

有機エレクトロルミネッセンス wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%89%E6%A9%9F%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%83%8D%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B9

有機ELとは、発光現象でありそれを利用した「有機発光ダイオード(OLED)」や「発光ポリマー(LEP)」と呼ばれる製品があるらしいです。

有機ELの材料については

陰極(金属薄膜)

アルミニウム
銀・マグネシウム合金
カルシウム…など

陽極(金属薄膜)

酸化インジウムスズ…など

発光材料

蛍光材料(一重項発光)・・・コスト・寿命・耐久性・成膜性を満たす
燐光材料(三重項発光)・・・寿命などに問題があり要課題
低分子材料・・・大型化が困難
高分子材料・・・大量・安価・大型向けだが研究開発段階

有機ELの製膜技術

真空蒸着法・・・大型化が困難
印刷技術法・・・高分子材料の開発が難航

有機ELのカラー化方式

3色方式・・・赤色・緑色・青色の発光層を使用
色変換方式・・・青色発光層を使用
カラーフィルタ方式・・・白色発光層を使用

有機ELディスプレイの各社動向

東芝・・・撤退
ソニー・・・撤退
パナソニック・・・撤退
シャープ・・・研究開発
ジャパンディスプレイ・・・JOLEDを設立
サムスン(韓国)・・・販売を開始
LG電子(韓国)・・・販売を開始
JOLED(2015年1月5日 設立)・・・開発中

上記のような状態から

有機ELを搭載するiPhoneを3年後に発売予定

アップル、iPhoneに有機EL 韓国LG増産投資
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ25I3A_V21C15A1MM8000/

いきなりこれが出ましたね。こうなると開発を中止した日本勢の出遅れの挽回はかなり難しいでしょうし、JOLEDも現在は開発中です。なので、関連銘柄を探すとしたら、「発光材料」と「製膜技術」に絞るべきなのかな?というのが素直な感触

また有機ELの材料や技術は、そのまま有機EL照明の普及にも直結するので、LED関連銘柄としての側面もあります。そういう事を踏まえた上で有機ELやLED照明の関連銘柄が大きく動いた理由も納得できます。

有機EL(仕手系)関連銘柄

有機EL(仕手系)関連銘柄がテーマの株式

LED照明・省エネ(仕手系)関連銘柄

LED照明・省エネ(仕手系)関連銘柄がテーマの株式

上記の中でも特に、ケミプロ化成(4960)保土谷化学工業(4112)が極端に大きく動いたのは、有機ELの「発光材料」を取り扱っている主要な銘柄である事も一因でしょう。また、面発光・目に優しい・曲げられるなどの面からLED照明よりも有機EL照明の方が優れている事も指摘されています。それと残念ながら、現時点では「製膜技術」で有望な関連銘柄が見つかっていません。

参考:世界・国内の光源・照明市場を調査

低価格化による企業収益悪化で海外展開、販路の選択や集中、事業撤退の動きも
https://www.fuji-keizai.co.jp/market/14065.html

ちなみにこれを見るとLED関連銘柄はちょっと厳しい匂いがしますね。

まとめ

現時点では、かなりの思惑先行なので情報が出揃うまでは「空中戦に自信の有る方以外は」待った方がいいかと思います。個人的には、LG電子がappleから受注を受けたとして日本勢に恩恵はあるのかどうかについて確信が得られないので、判断が難しいところです。
それに有機ELディスプレイの技術的な課題が本当にクリア出来たのか難しいところ。

懸念点

1.日本勢に恩恵はあるのか?
2.有機ELの技術的課題は本当にクリアできるのか?
3.思惑先行で過熱感が強いのではないか?(3年後ですぜ)

こんな事を言っておきながら、「懸念点」を差し引いても、かなり期待は出来る材料だと思っています。だって面白そうじゃないですか。

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