東芝(6502):上場廃止や会社更生法が現実味を増してきた感

東芝(6502)の現状について

2016年9月30日の有価証券報告書より

手元現金

・5200億円

負債関連

借入・社債残高:約1兆1,801億円
—————————–
短期借入金:約4,100億円
夏の社債返還:約2,080億円

追加損失の可能性

・LNG:約1兆円
・中国の原発:未定
・ランディス・ギア:約23億米ドルで東芝が買収(2011年)
・S&W社のれんの既存計上額は872億円(のれんのBS計上総額は約5,700億円)
・WECに対する債務保証:約7,935億円(完工できなかった場合)

その他

裁判したらS&Wの親会社のCB&Iから補填の可能性
(20億ドル程度の時価総額の企業)

米国の原発について

・そもそも完成させるかどうか不明
・S&Wはちょっとひどい会社だった可能性

中国の原発について

・EPC契約ではない
・当初見積り内のコストで収まるという予測
・しかし、WECの設計遅れや基幹部品のミスが相次いでいると報道
・よって中国の発注者から損害賠償を請求される恐れ

メモリー事業について

・NANDは市場価値が算定できるため売却可能
・MRAMは市場がないため価格算定難しい

今後のイベントについて

2017/3/14:発表するはずの決算(予定)
2017/3/16以降:特設注意市場銘柄の判定
2017/3月末:債務超過なら2部落ち

出尽くしかどうかについて

「2016年度第3四半期および2016年度業績の見通し並びに原子力事業における損失発生の概要と対応策について」のお知らせ
2月14日
http://www.toshiba.co.jp/about/ir/jp/news/20170214_4.pdf

決算資料から

現在進行中の原発プロジェクトは8基
※8基の詳細が下記かどうかは確定ではないですが資料から読み取ると

米国:2サイト4基(AP1000)
→約6,204億円の減損を計上予定なものの「今後下方修正の可能性がある」と注記

中国:三門1号機
→燃料装荷と試運転のみ(ここは問題ないか?)

英国:Moorside3基
→2018年までに必要なサイト・ランセンスや開発合意のほか、必要な許認可や事業開始認可を取得する予定(wikiより)とあるものの詳細が見えない

インド:プロジェクト推進中
→具体的にはまだか?

WECに対する債務保証
→約7,935億円(米国の4基?完工できなかった場合)

以上から原発関連で追加損失の可能性としては以下があるかと考えます。

・米国4基の工事が見積もりよりもさらに遅延して追加損失の可能性
・その上で工事の完工を断念して約7,935億円の可能性
・英国の3基の契約の詳細が不明
・中国で想定外の事故(可能性は低いかなと)

まとめ

出尽くしにはまだ遠いかなと
※14日の資料にはLNGの話は無いですし

コメント