東洋ゴム(5105):世界初の大規模施設(長野市役所)で「免震ゴムの取替え実証実験」をやった結果

東洋ゴム(5105):長野市役所でひび数百カ所(免震装置交換後)


※上記画像は以下の記事より
長野市役所、免震装置交換後ひび数百カ所
http://mainichi.jp/articles/20170218/k00/00m/040/141000c

要点だけ

・長野市役所でひび数百カ所
→交換工事が影響したとみられる
→ひび数百カ所が多すぎる(専門家)

・大規模施設での免震ゴムの交換の前例は?
→無い(世界でも無い)

・工事施行業者は?
→東洋ゴムとは別の業者で製品も別

・費用負担は?
→交換は東洋ゴム工業の費用負担
→補修費用も東洋ゴム工業が負担

どうして免震ゴムの交換の前例が無いのか?

これは免震ゴムの耐用年数が60年~80年で設定されているため、今回のような不正が無い限り免震ゴムの交換をする必要が出てくる施設がまだ無いと言う事です。実際にはビルの耐用年数が60年と免震ゴムの耐用年数と同程度のため「交換を前提に設計されていない施設」もあると見られていて、交換の影響が見えない状況となっています。

出尽くしかどうかについて


2017/02/15 11:00
特別損失の発生及び平成28年12月期 連結業績予想値と決算値との差異に関するお知らせ

2/15に出していた修正から数字だけを見ると一見出尽くしに見える

売上高:増収(0.4%)
営業利益:増益(12.1%)
経常利益:増益(16.1%)
当期純利益:赤字転落(△242億円)

しかし、「特別損失の発生及びその内容」の内容を読むと以下とある

・現時点で合理的に金額を見積もることが困難

今後発生する可能性のある費用
・営業補償
・遅延損害金等の賠償金
・追加で判明する改修工事費用の金額が既引当額を超過する場合の費用等

さらに2/7に開示した「再発防止策の取り組みの中で判明したコンプライアンス事案について」でも産業用ゴム製品(シートリング)についての問題が発覚するなど出尽くしとは言い辛い状況

まとめ

15日(11時)の開示を受けて株価は上昇して、まるで「出尽くした」扱いですが、これは出尽くしではないと判断します。

コメント

  1. 匿名 より:

    長野市役所の交換工事業者が下手くそなだけじゃ?
    大半は上手くいってるとかいてあるし