一応、仕込み中なので買いポジ側からの意見として参考にしてみてください。
協和コンサルタンツ(9647)に注目するきっかけ
太陽光の買取価格、2年連続下げ 洋上風力は優遇
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1002N_Q4A110C1EE8000/
太陽光の買い取り価格を2年連続で下げる一方、洋上風力には優遇価格を新設して投資を後押しする見込みだ。~中略~洋上風力では採算が合わない。現在の風力価格の1.6倍にあたる35円前後を軸に調整が進む見通し。~中略~14年度は消費税率が5%から8%に上がるため、その増税分も買い取り価格や電気料金への上乗せ額に別途、反映される。現在の計算方法では上乗せ額が過大になるという批判もある。
もう少し読み解くと、太陽光パネルは国内企業より海外のパネルメーカーの恩恵が強いから、国内企業に恩恵を与える洋上風力を優遇します。と言っていると思います。というか言っていますね。
>>洋上風力には優遇価格を新設して投資を後押しする見込み
さらに言えば、「上乗せ額が過大になるという批判」については、上乗せ額は過大になる≒参入企業の利益は大きくなる。ということですね。
これより太陽光発電バブルが発生したように洋上風力発電バブルが来るのはほぼ確実だと思います。
洋上風力発電(浮体式)関連銘柄
7011 三菱重工業 … 時価総額:約2兆円
7007 佐世保重工業 … 時価総額:約220億円
7003 三井造船 … 時価総額:約1700億円
5801 古河電気工業 … 時価総額:約1800億円
5262 日本ヒューム … 時価総額:約270億円
1860 戸田建設 … 時価総額:約1200億円
8066 三谷商事 … 時価総額:約690億円
正直、現時点では、協和コンサルタンツ(9647)が洋上風力発電に直接関連するわけではありません。
しかし、次のIRとセットで考えたところ洋上風力にも関係してくると考えるのが自然かと思います。
風力等自然エネルギー技術研究開発 (海洋エネルギー技術研究開発)
http://www.nedo.go.jp/koubo/FF3_100087.html
本事業では、波力、潮流、海流等を対象として以下の研究を行います。
次世代海洋エネルギー発電技術研究開発
平成32年以降、事業化時に20円/kWhの実現に向け、次世代海洋エネルギー発電の発電性能や信頼性向上等に資する要素技術の開発を行います。
海洋エネルギー技術研究開発
採択予定先一覧
http://www.nedo.go.jp/content/100545804.pdf
次世代海洋エネルギー発電技術研究開発
予定先 共同研究
三菱重工業株式会社
委託予定先
株式会社 協和コンサルタンツ
アイム電機工業株式会社
前田建設工業株式会社
国立大学法人 九州工業大学
学校法人 早稲田大学
協和コンサルタンツ(9647)と風力発電について
洋上風力は、直接関係ないですが風力発電の関連銘柄ではあります。
風力発電コンサル - 株式会社協和コンサルタンツ
http://www.kyowa-c.co.jp/prdt/wind/wind01_01.html
総合建設コンサルティング企業として、風力発電事業の計画立案から設計、施工までトータルなサポートが可能です。
プロジェクト紹介
http://www.kyowa-c.co.jp/prdt/wind/wind01_02.html
風力発電フィールドテスト(システム設計)
風力発電エネルギーを活用した公共施設整備の提案
自然力を活用した環境整備事業の提案
ウィンドファームの計画立案
陸上風力のコンサル → 洋上風力のコンサル
への思惑が働く可能性は高いと踏んでいます。
協和コンサルタンツ(9647の業績等
ざっとIRを見たところ、公共事業次第で大きく変動する会社です。
現状では、
売上高:55億円
利益:76百万円
とどうしようもない感じのように見えますが…
時価総額:10億円
と極端に低いため
予想PER:13.8倍
になります。また安倍政権の政策動向から公共事業の増額へ注力される事は確実ですので今後増収増益が見込めると踏んでいます。また最近特に建設コンサル系の会社の上方修正が多く見られるのでここも同様に考えて問題は無いでしょう。
また四季報よりも防災・減災やインフラ老朽化対策などが堅調とあります。
堅 調
14年11月期は防災・減災やインフラ老朽化対策などが引き続き堅調。出遅れていた公共予算の執行も進み、手持ち受注積み上がる。情報処理は採算厳しいが、案件絞り込み底打ち期す。営業益漸増。
ちなみに、次の本決算が2014/1/17ですが、2013年11月期の業績については、修正のお知らせがあったのでそこに落ち着くと思います。
平成25年11月期通期業績予想の修正に関するお知らせ
http://tdn.ifis.co.jp/data/disclose/b5/20140107/140120140107081346.pdf
またPBRは、0.68倍。現金及び現金同等物期末残高は、12億円とすでに時価総額より多くの現金を保有しています。
よほどの事が無い限りここから下には行かないと思います。
まとめ
・防災・減災やインフラ老朽化対策関連銘柄として業績の拡大が見込める
・小水力発電は、各自治体に順調に導入されている
・洋上風力発電での思惑で買われる可能性が非常に高い。
・次世代海洋エネルギー発電技術研究開発として、NEDOから委託先として選ばれる
・三菱重工との協業の思惑
・波力、潮流、海流等発電への思惑が現実味
・極端に低い時価総額のため、近いうちに超低位株循環物色の流れに乗る可能性が高いので上記の思惑で買われなかった場合はそこで売ればいいと思っています。
補足
世界初の相反転方式による小水力発電機を実用化については、こちらの方が詳しく書いているので参考までにどうぞ
再生可能エネルギー | 塩漬けマンの株奮闘記
http://shiodukeman.blog.fc2.com/blog-entry-426.html
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