日本マイクロニクス(6871)は、決算と「量子技術に基づく二次電池batteniceの量産化技術の開発」のIRを好感して株価ストップ高

 

(株)日本マイクロニクス(6871)
ウエハ等検査の半導体機器、液晶ディスプレー等検査のFPD機器が2本柱。先端技術誇る。
(※上記特色は、yahooファイナンスより引用)
株価:870円(15:00)
前日比+150円(+20.83%)
25日移動平均価格:618円
25日移動平均乖離率:+40.78%
株式時価総額:174億円

ちょっと気になったので財務を見てみました。
11/19 15:00 平成25年9月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
http://tdn.ifis.co.jp/data/disclose/62/20131114/140120131114059805.pdf

IR資料室 | 株式会社日本マイクロニクス
http://www.mjc.co.jp/ir/index2.html#tansin

成長性について

セグメント別売上(通期) 単位:百万円

セグメント プローブカード事業 装置事業
年度 売上高 セ利益 売上高 セ利益
H25 16,733 3,400 3,653 -534
H24 19,511 -174 4,111 -810
H23 21,760 2,040 7,288 297
H22 15,093 -92 9,622 1,400
H21 13,523 -2,168 5,778 -577
H20 26,850 6,137 14,385 2,447

H25 四半期 セグメント別売上 単位:百万円

セグメント プローブカード事業 装置事業
年度 売上高 セ利益 売上高 セ利益
H25 4Q 4,994 1,348 1,299 -107
H25 3Q 4,728 1,088 827 -142
H25 2Q 3,494 781 1,049 -10
H25 1Q 3,517 183 478 -275

 

売上等から見る成長性に関しては、
・リーマンショック後の売上の落ち込みがひどい
・四半期決算から見ると今期の後半から売上が回復傾向にある
・装置事業に関しては、売上の落ち込みの回復はいまだに見られない
・来期予想に予想に関しては、今期後半の売上の回復と市況環境より妥当なライン

 

財務の安定性について

年度 現金同等物 営業CF 純利益
H25 6,323 561 1,100
H24 6,569 1,867 -5,043
H23 7,348 3,176 -2,837
H22 4,632 3,464 175
H21 4,104 -3,417 -3,156
H20 7,596 8,451 3,805
年度 有利子負債 財務CF 経常利益
H25 6,378 -741 1,523
H24 6,795 -904 -2,364
H23 7,209 118 921
H22 6,235 -2,044 89
H21 2,320 -4,771
H20 10,563 -2,297 6,414

 

財務の安定性に関しては
プラス評価
・継続した有利子負債の削減
・安定した営業CFの積み上げ
マイナス評価
・今期の営業CFが良くない
・純利益が非常に不安定であり業績の安定性に関しては疑問を感じる

 

まとめ

・業績は、回復傾向にあるため来期の予想も比較的好調を維持しますが、再来年はどうなるか全くもって不明のため今後も継続的に成長するとは言えない。来年はいい年になるといいな・・・!!

 

以上より、決算だけでは、株価ストップ高にはならなかったと思います。
半導体関連企業で、PER11倍予想は割安ではないですからね。

 

決算と同時に出たIRがこれです。
たぶんこれが思惑を呼んだんだと思います。

量子技術に基づく二次batteniceの量産化技術の開発に関するお知らせ
http://tdn.ifis.co.jp/data/disclose/f1/20131119/140120131119062153.pdf

電池関連銘柄の日本マイクロニクスのシート型バッテリーまとめ
http://themekabu.com/archives/262
110:山師さん 2013/11/20(水) 09:57:32.34 ID:xOGz8/Tr
日本マイクロニクスのシート型バッテリーまとめ
http://post.tokyoipo.com/visitor/search_by_brand/infofile.php?brand=2121&info=937314
1.日本マイクロニクス独自のプローブカード製造技術を応用し、配線密度は現行商品の30倍。
※日本マイクロニクスは半導体検査のプローブカード世界シェアトップ。他社が真似できない技術を多数保有。
2.材料は不燃性であり、充放電においてほとんど発熱しない。熱暴走の心配無し。
3.電解液を必要としない。安価、安全で取り扱いが容易。
4.原材料に有害物質を使用していないため、環境問題がない。
5.1万回充放電を繰り返しても劣化しない。メンテナンスフリー。
6.従来のバッテリーを大幅に上回る急速充放電が可能。現状でも従来品の倍以上の充放電が可能。
7.レアメタルなどの希少資源を必要としない。安価で安定供給が可能。
8.動作温度範囲 -25℃~+85℃。冷凍庫内でも使用可能。屋内、屋外問わず使用可能。
9.積層可能。積層すればするほど能力を上げられる。
10.デバイスに合わせて形状は自由に替えられる。スマホ、タブレット、太陽光発電、ほかあらゆる家電の補助電源としても実装可能。
11.量産化技術は開発済。

 

>>安価で安定供給が可能。
思惑を呼ぶとするとここでしょうね。

 

材料が面白いので、明日も注目株だと思います。

 

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