【買い材料？】フライトHD（3753）の決済端末『インクレディスト』が大人気らしいから適時開示（IR）をちゃんと見てみた。

 

(株)フライトホールディングス(3753)
ＩＴコンサル・開発手掛ける。携帯電話用電子決済、ＰＯＳ端末やＷｅｂアプリサービスを育成。
（※上記特色は、yahooファイナンスより引用）
株価：1625円(15:00)
前日比-199円(-10.91%)
25日移動平均価格：808円
25日移動平均乖離率：+101.11%
株式時価総額：145億円

 

 

株式会社フライトホールディングス
http://portal.morningstarjp.com/StockInfo/pts/info/3753
PTS（リアルタイム） 株価比較
1,990+365（+22.46％） （11/19 20:52）
始値 1,700 （11/19 19:01）
高値 2,025 （11/19 19:02）
安値 1,700 （11/19 19:01）
出来高 37,600 （11/19 20:52）
売買代金 73,719,080
基準値 1,625

 

…なんでPTS上がってるの？
と思いyahooニュース見てみたら･･･ありましたね。

 

↓これ

フライトHDの業績様変わり、新製品マルチ決済端末『インクレディスト』が爆発的人気
http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20131119-15093054-scnf-stocks
即ち、サービス事業の前年同期の売上は2000万円だったが、今年9月中間期では新製品の寄与で7億8200万円と実に39．1倍に急増した。
～中略～
とくに利益面への寄与が大きく、サービス事業の9月中間期営業利益は2億3300万円と前年同期の赤字5200万円から大幅黒字転換した
～中略～
部品手当ての心配もあって手堅く月産数1000台規模でのスタートとなっている。これが、「来年には数万台を計画しています」（片山圭一郎社長）ということから業績の飛躍が期待される。

 

フライトシステムコンサルティング
http://www.flight.co.jp/ir_news/2935/

なんで会社名が、「フライトシステムコンサルティング」のままかはさておきまして･･･

ここ最近の業績を比較してみました。

項目	C&S事業		サービス事業
中間期（単位：百万円）
年度	売上高	営業利益	売上高	営業利益
H26	306	16	782	233
H25	341	42	20	-52
H24	376	48	15	-70
H23	388	-52	17	-85
期末（単位：百万円）
H26	–	–	–	–
H25	907	166	89	-83
H24	836	156	78	-97
H23	807	49	67	-168

 

確かに驚異的ですね。

 

平成26年3月期 第1四半期決算短信
http://www.flight.co.jp/app-def/S-102/wp/wp-content/uploads/2013/08/130808-news-11.pdf

また、上記の比較よりサービス事業の固定費と変動費をすごく簡単に計算してみます。
サービス事業について（単位：百万円）
第一四半期
売上：235
営業利益：37
営業利益率：15.7％

中間期
売上：782
営業利益：233
営業利益率：29.79％

サービス事業について変動費率と固定費を簡単に計算すると
X　=　変動費率
Y　=　固定費

下記の連立方程式を解くと
（235ーY）　×　（1-X）　＝　37
（782ーY）　×　（1-X）　＝　233

X　≒　0.65
Y　≒　116

よって、利益率は、0.35（概算）

ですので、
（782　－　235）　÷　4　≒　135（月の売上高）
ニュースより
月産1000台で135百万円の売上げになります（推測）

スマホでマルチ決済を実現する「Incredist」を開発（フライト）
http://it.impressbm.co.jp/e/2013/04/12/4880
iPadと関連ソフト、Incredistの組み合わせなら10万～20万円で構成できるという
↑上記より1台10万円～20万円とあるのでまぁそんなに外れていないと思います。

それが次期は数万台という話のなので、「話通りなら」仮に年間売上台数3万台とします。

↑上記について修正（2013/11/20）

http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20131119-15093054-scnf-stocks
さらに、次期（2015年3月期）は新製品『インクレディスト』が月産数万台となって本格寄与することからいっそうの業績飛躍となるだろう。

↓以下の数値も月産数万台で修正済み（2013/11/20）

月産1000台の30倍×12ですね。

135百万円　×　30倍　×　12　≒　48,600百万円
つまり年間売上480億円以上になる可能性があるわけですね。
※話通りなら

{48,600百万円　-　116百万円（固定費）｝　×　0.35（利益率）　≒　16,969百万円
※固定費は、ほとんど無視してもいいかと思います。

つまり営業利益で169億円だって、夢じゃなくなるわけです。
※話通りなら

また今期中間は、営業利益と純利益がさして変わらないのでそのままいくと仮定すれば純利益も169億円なんて事もあるでしょう。

成長企業なので、PER30倍も妥当と証券会社が判断したとしましょう。
169億円×30倍　≒　5070億円（時価総額）

※話通りなら

 

 

いや、ないでしょ！！！

 

なんて事になります。
さて、ここでフライトの現在の時価総額は･･･と

株式時価総額：145億円

･･･

私、個人の判断としましては、あのフライトが！！！
って思ってるので様子見です。

買うならナイアガラが来てからですね。
後、開示で既に出た情報なので、正直そんなに上がると思っていません。
出たら仕舞いじゃないかなと･･･。

ただ、次の決算までは、思惑が膨らむので筋の人がいればどんな株価も正当化されると思います。

後、ちょっと気になったのが下記のブログ記事
http://shimayugu.sakura.ne.jp/archives/4456/
——————ペイメントマイスター費用の実際
こちらは大手の物販業を目標に開発されていますので
実際の販売価額は一台当たり￥四万×100台程度の最低ロット
そのほかに決済センターの利用が初期10万+月額5万程度+手数料。
それとまだiPhone4に未対応ということですので
小規模事務所ではコスト的にちょっと導入はむずかしいとおもいます。
もうすこしコストダウンとロットが下がってきたら検討の余地はあります。

 

手数料って書いてあるけど･･･決済毎に手数料かかるのかな？このパーセンテージによっては、凄い事になるかも･･･？

誰か知ってる人がいたら教えて頂けると幸いです！！