FCV（燃料電池車）とEV（電気自動車）の違いを自分なりに整理してみた

※なんでこんな時間に更新してるんだよ！仕事しろよ！っていう声は聞かなかったことします。

 

FCV（燃料電池車）とEV（電気自動車）

FCV（燃料電池車）
http://www.toyota.co.jp/jpn/tech/environment/fcv/
・実用航続距離は500㎞以上。また、水素充填は3分程度とガソリン車並みの短時間で満充填可能

EV（電気自動車）
http://allabout.co.jp/gm/gc/423952/
三菱自動車のi-MiEVはJC08モードで180km、日産自動車のリーフはJC08モードで228kmというように、一度の充電で確保できるその航続距離はまだ決して長いとは言えません。

ガソリン車
http://allabout.co.jp/gm/gc/423952/
ガソリン車が一度の給油で400kmや500km走ることができるのに

つまり、

■現状は、こんな感じ
FCV（燃料電池車）：実用航続距離 500㎞程度
EV（電気自動車） ：実用航続距離 100km～200km？
ガソリン車　　　 ：実用航続距離 500㎞程度

■重要視される点
・電池そのものの軽さ
・充電の早さ
・耐久性（充電で劣化）
・発火しない
・温度耐性

以上より、改めて燃料電池と二次電池について調べようとしたところ･･･
あまりにも種類が多いので･･･申し訳ないですが

二次電池　→　リチウムイオン二次電池
燃料電池　→　固体高分子形燃料電池 (PEFC)

に絞ります。すみません･･･

http://www.a-nob.com/fuel-cell-vehicle.html
※燃料電池にはいくつか種類があります。これは電解質の種類によって異なってきますが(上図でいう電解質は「水＋水酸化ナトリウム」です。)現時点で自動車に搭載される燃料電池の電解質は「高分子電解質膜(固体高分子膜)」というものを使用しています。これを利用した燃料電池を「固体高分子形燃料電池 (PEFC)」といいます。

※正直に言えば、化学が苦手だったので出てくる元素記号の1割も意味がわかりません。

 

リチウムイオン二次電池の材料

正極：リチウム金属酸化物
負極：グラファイトなどの炭素材
電解質：リチウムイオン電池内の液状の電解質はLiPF6,LiBF4或いはLiClO4のようなリチウム塩とエチレンカーボネートのような溶媒によって構成（？？）
セパレータ：ポリオレフィン微多孔膜、セルロース素材、不織布素材（開発中）など？

 

固体高分子形燃料電池 (PEFC)の材料

セパレータ：カーボン樹脂成形、金属プレスなど？
電解質：固体高分子質、フッ素系が主流
燃料極：水素など
空気極：空気

http://carlifenews.jp/sp/cvnews/report/rep200312fcev.html
燃料電池には電解質に何を利用するかによって複数の種類がある

PEFCは出力密度が高く軽量化が可能であること、電解質が固体であるために扱いやすいなどの点も自動車向けのメリットとなっている。もちろんこのようなメリットから、自動車のほかにもコンピューターや携帯電話などの小型電化製品向けにも開発が進められている。
セパレータは、何百という単セルすべてに数枚づつ使用するため、1枚あたりのコスト低減が不可欠。この点、昔だと1枚数万円もした切削成形のものから、量産化を前提にすれば1枚数百円程度のカーボン樹脂成形のもの、さらに最近では1枚数十円程度(量産化前提)の金属プレスによるものも開発されている。

 

要するに

構成している素材が全然違いますね。

 

 

じゃあ、関連銘柄は？

高分子膜・電極材関連メーカー
旭化成(3407)
旭硝子（5201）
GSIクレオス（8101）
住友化学（4005）
戸田工業（4100）
リタケカンパニーリミテド（5331）
フルヤ金属（7826）

燃料電池用セパレータ関連メーカー
NOK（7240）
山陽特殊製鋼（5481）
昭和電工（4004）
信越ポリマー（7970）
精工技研（6834）
大同特殊鋼（5471）
大日本印刷（7912）
東海カーボン（5301）

燃料電池関連部材有力メーカー
オムロン（6645）
オリジン電気（6513）
栗田工業（6370）
帝 人（3401）

燃料電池計測・評価装置関連メーカー
英 和（9857）
エヌエフ回路設計ブロック（6864）
菊水電子工業（6912）
島津製作所（7701）
チノー（6850）
東陽テクニカ（8151）
日置電機（6866）
日立ハイテクノロジーズ（8036）
横河電機（6841）

水素ステーション関連メーカー
出光興産（5019）
岩谷産業（8088）
コスモ石油（5007）
大陽日酸（4091）
東邦ガス（9533）

水素製造・供給部材関連メーカー
エア・ウォーター（4088）
澁谷工業（6340）
東京ガス（9531）
三菱加工機（6331）
横浜ゴム（5101）

※以下より参照
http://tech-seminar.jp/publication/2012%E5%B9%B4%E7%89%88-%E7%87%83%E6%96%99%E9%9B%BB%E6%B1%A0%E5%B8%82%E5%A0%B4%E3%83%BB%E9%83%A8%E6%9D%90%E3%81%AE%E5%AE%9F%E6%85%8B%E3%81%A8%E5%B0%86%E6%9D%A5%E5%B1%95%E6%9C%9B

 

その他気になった記事等

3Dプリンタでリチウムイオン電池を「印刷」する技術をハーバード大学が開発
http://gigazine.net/news/20131202-3d-printing-lithium-ion-batteries/
そのブレイクスルーとなったのが3Dプリンタを用いた微細成型技術でした。研究チームでは3Dプリンタの加工精度を高めると同時に、科学的、電気的に優れた機能的インクを開発することで高い性能を実現。微細な成型を行ってバッテリーとして動作させるためには、歯ミガキ粉がチューブから押し出されるようなやわらかさと、直後に硬化して形状を保つという特徴を持ち、電気的特性を備えてバッテリーの電極としての機能を果たすための特性が求められました。

 

>>3Dプリンタを用いた微細成型技術
>>3Dプリンタを用いた微細成型技術
>>3Dプリンタを用いた微細成型技術
>>3Dプリンタを用いた微細成型技術

 

まさかのクラスターテクノロジー（4240）･･･？

 

雑感

・銘柄が多すぎる
・時価総額が高い銘柄がほとんど
・リチウムイオン二次電池の自動車って結構走れるんだ･･･

 

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