新報国製鉄(5542)の株価連続ストップ高の理由を「平成25年12月期 決算短信」から考えてみる

「平成25年12月期 決算短信」
http://www.shst.co.jp/pdf_ir/260219tansin.pdf

業績概要

科目 売上 当期純損益 利益率
H21 1,432 △1,006
H22 3,429 29 0.8%
H23 4,073 190 4.7%
H24 3,147 105 3.3%
H25 2,976 82 2.8%
H26予想 3,400 180 5.3%

 

経営成績に関する分析

・成長戦略による内需の拡大は大いに期待
・適正な為替水準による国際競争力の回復
・当社グループの業績改善にはもう少し時間がかかる
・半導体及び液晶露光装置関連低膨張鋳鋼はタブレット端末等液晶関連が若干増加
・半導体関連の落ち込みが大きく
・露光装置関連低膨張鋳鋼トータルでは減少
・自動車関連シームレスパイプ用工具は年後半に回復
・天然ガス掘削用高合金シームレスパイプ用工具の受注が少なかった

セグメントの業績

鋳造事業の製品
・半導体及び液晶露光装置用低膨張鋳鋼
・シリコンウェハー研磨定盤用低膨張鋳鋼
・シームレスパイプ用工具を中心とする耐熱耐摩耗鋳鋼

売上高1,711百万円(前期比186百万円減収)
営業利益57百万円(前期は営業損失31百万円)

素形材事業
・半導体及び液晶露光装置用製品
・その他素形材

売上高1,105百万円(前期比57百万円減収)
営業利益26百万円(前期比99百万円減益)

不動産賃貸事業
売上高は96百万円(前期比47百万円増収)
営業利益61百万円(前期比51百万円増益)

 

次期の業績見通し

・液晶露光装置用低膨張鋳鋼は年後半から受注増加が見込まれます
・半導体露光装置用低膨張鋳鋼は回復にもう少し時間がかかる
・鉄鋼用工具は今年度は堅調に推移

 

会社の対処すべき課題

・新製品、新規顧客の開発により平成24年度比5年間で売上高10億円の拡販

 

雑感とまとめ

・現在の株価でPER5倍弱
・寄り付いたところで天井くさい
・株価の水準訂正のみで成長性の評価とは考えにくい
・上値を追う理由が特に無い
・配当利回りは、1%未満
・PBRは、1倍オーバー

四季報より少し気になった事

特色
鋳鋼品中堅メーカー。高炉依存から半導体や液晶製造装置向けに急傾斜。鏡面加工定盤が成長柱

変更も
本社工場跡地の残り2400坪は13年内に活用策を決定へ。ただ、従来計画の住宅展示場向け賃貸は変更公算も。バイオマス発電やLED関連等の新分野育成

バイオマス発電??
いやいいけど・・・あんまり既存事業と関係ないよね?FITの制度

買う気はおきないけど、監視だけはしておきます。

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