エイアンドティー(6722)株価情報等
(株)エイアンドティー(6722)
病院向け臨床検査機器システムメーカー。トクヤマの子会社。日本電子と提携。中国に本格進出。
(※上記特色は、yahooファイナンスより引用)
株価:728円()
前日比+100円(+15.92%)
25日移動平均価格:606円
25日移動平均乖離率:+20.13%
株式時価総額:45億円
2014/12期 業績会社予想
予想売上高:93億円
1株当たり純利益(予想):63円
予想PER:11.39倍
株価チャート(2年)
エイアンドティー(6722):近年の業績概要
エイアンドティー(6722):平成26年12月期 第1四半期
上で示したたように、今期の第一Qを確認したら営業利益率の改善率が驚異的なんです。
増益の理由について
仮説1
売上が増えていないのに、営業利益だけ改善している。もしかして私の嫌いなリストラによる利益捻出ではないのか?
仮説2
単純に期ずれの問題ではないのか?
仮説3
利益率の良い商品が急増したのではないのか?
もしそうであるならば、業績変容期待が株価急騰に含まれているのではないのか?
経営成績に関する説明
外部環境
ネガティブ
・実質改定率はマイナス1.26%(消費増税に伴う補填分を除く)
・検体検査実施料の引き下げ
ポジティブ
・新興国を中心に日本の高品質な製品は依然として高い需要
事業セグメント
・臨床検査情報システム
・検体検査自動化システム
主要技術
電解質、グルコースセンサー
新規事業展開
・米国ABBOTT社へ検体検査自動化システムの一部製品の供給が開始
・合弁会社東軟安徳医療科技有限公司(東軟安徳)を通じたOEMビジネスの確立
セグメント別業績概要
・検体検査装置…増収
・臨床検査試薬…増収
・消耗品…増収
・臨床検査情報システム…横ばい
・検体検査自動化システム…減収
増益の原因
・外部業務委託を削減して内製化を推進
・各製品の原価低減
・業務委託費の削減
・不要不急の経費削減
仮説の検証について
仮説1の検証
内製化による業務委託費の削減なのと人員を強化しているので、リストラによる増益という仮説1は棄却
※販売管理費が減少しているのは、人件費以外の経費削減と判断
仮説2の検証
ここ数年の決算を見ていたのですが、検体検査装置や臨床検査試薬に期ずれが発生するとは思えないので、仮説2は棄却
仮説3の検証
前期決算の次期の見通しより
・検体検査装置、臨床検査試薬の収益性改善を重点的
・両製品群は顧客減少、価格下落傾向
・直販の組織・販売体制を見直し新たな販路を検討
・後継機種や改良試薬を早期に投入
・臨床検査情報システム、検体検査自動化システムの販売は減収
・幅広い部門で人員補強
うーん…以上の情報から考えると、今期第1Qの利益率のまま推移するならば、大幅な増益になります。売上が予想通りで製品の原価低減で増益とあるので、素直にそうと受け取っていいのではないだろうか?
となると現在の株価はかなりの割安です。
補足情報
持株数・持株比率(%)
トクヤマ:40.2%
日本電子:12.2%
第37期 A&T Business Report(2013年12月期)
http://www.aandt.co.jp/pdf/ir/lib140325.pdf
雑感
・バイオ関連銘柄が軟調なこの地合いで、青天井にいくとは思えないですが要監視銘柄になりました
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