獄長!この訴訟、影響大きいですかね?「Google sued by DOJ in antitrust case over search dominance」しかし、ついにですか。
内容を読んでましたけど、概要はこんな所ですかね。
・連邦政府による初めての訴訟
・共和党の州検事総長が原告に
・Googleの検索および広告を標的
・株価は2%以上上昇
あれ?株価下がってないんですか…本当ですね…
この訴訟は、ちょっと無理筋という市場の判断ですね。私もそう思います。googleのサービスを使ってみれば分かると思いますが、別に強制された訳ではなく、消費者の選択の結果googleが選ばれてるだけなので、それを規制すると逆に消費者が低位品質のサービスの享受を許容しなければいけないという事になり得るからですね。
まぁ、確かにそうですね。
米国は、基本的に競争を推奨してて、一部の企業が巨大な産業を独占していると介入して来るのはいつもの事なので、日本みたいにお上の介入が致命的になると言う訳ではないんでしょうね。実際にはマイクロソフトが1990年に訴訟された話も記事には出てますね。
訴訟の州は11で、後は司法省もですか
アーカンソー
フロリダ
ジョージア
インディアナ
ケンタッキー
ルイジアナ
ミシシッピ
ミズーリ
モンタナ
サウスカロライナ
テキサス
+司法省
この辺は、日本と訴訟の制度が違って面白いですよね。
訴訟の概要としては、googleがその独占的な地位を利用して、健全な競争を阻害したという主張ですか。
うーん、ちょっと実態に即してはいない気がします。かつて存在した検索サービスは、googleよりもひどく「お金を積めば検索の上位に表示される」システムが主流だったりしましたね。あの時代に戻るのは勘弁して欲しいです。結果として、皆がgoogleを利用したという話であって、今でもより良い検索サービスがあるなら、そちらに移行するのですが、出てきてないだけですね。
確かに
それに自分の検索行動を振り返ってみると、該当のコンテンツの中で検索する事も多く(ツイッターならツイッター内検索、facebookならfacebook内検索)、司法省の主張は、実態を適切に反映しては居ないでしょうね。ただ、あまりにも巨大になったからそのセクターに複数の企業を混在させて競争させたいという意向は分かります。
記事には「Googleは検索広告市場の70%以上を所有しており、その独占力を利用して、競争に直面した場合よりも低品質のサービスに対してより多くの料金を請求していると主張」とありますね。
まぁ確かに…それにOSを無償で提供する代わりに自社のアプリの利用を強制させることで、莫大な収益を得ていることは事実です。ただ、appleは自社サービスを展開してますし、昨今の米中貿易摩擦から来た規制で、某中華企業は自社展開を目指す話もありました(これは挫折したみたいですけど)。なので、どのOSを入れるかは、キャリアの選択の結果であり、強制されたと考えるのはやっぱり無理筋ですね。
google側の主張では、
・人々がGoogleを使用するのは選択の結果
・この訴訟は消費者を助け無い
・デフォルトの切り替えが簡単
・消費者は各プラットフォームで別の検索を利用してる
まぁそうですね。ただ司法省の方も『訴訟は「マイルストーンであるが、停止点ではない」と述べた。』とありまして、訴訟の行方もちょっと気にした方がいいかもですね。
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