株価上昇か？証券優遇税制打切りの日経平均株価の影響についての考察

そもそも証券優遇税制とは何なのか？

元々証券税制には、申告分離課税と源泉分離課税があったのですが、ちょっと前に申告分離課税に一本化されました。

かなり昔は非課税だったんですが、平成元年にしれっと課税されるようになりましたね
http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/financial_securities/kabu02.htm

簡単に時系列にすると

元々：非課税
↓
平成元年：申告分離26％か源泉分離20％
↓
平成15年度：申告分離課税に一本化
↓
平成16年度：26％から20％へ税率引下げ
↓
平成19年度：20％から10％へ税率引下げ（時限措置）
↓
平成25年度：10％の税率引下げ措置を廃止

平成26年以降は、譲渡益に20％の税率がかかります。

証券優遇税制打ち切りの相場への影響は？

・単純に売り圧力になります。

私の見解は？

・影響はあります
が･･･、
日経平均で限定すれば、どんなに下がっても下値は14,000円ですし、年末にかけて上昇すると思っています。

後、税制が理由で売った投資家の多くはまた買い戻すでしょうし。
つまり需給の問題で一時的な売りならば、それは絶好の買い時です。

私は、急落してくれるのを待っています。

ただ、急速に中国がまずいとかEUがまずいとかアメリカがデフォルトするとかになったら話は別です。そういうのが無いという前提の話です。

日経平均が2013年末にかけて上昇すると考えた理由①

為替が円安に振れると思うから

為替に影響与える項目とは？
・貿易取引　→　貿易赤字は、（円安要因）
・資本取引　→　国家戦略特区における法人税率２０％への引き下げがまだ先になりそうなので急増はしないだろうと･･･（中立）
・主要政策金利の差　→　日本：0.1％　アメリカ：0.25％　EU：0.25％･･･（中立）
・景気回復　→　一応、円高要因

簡単ですが、円安傾向に振れると考えています。

またチャートからも
http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=USDJPY=X&ct=z&t=1y

97円前後での底固めからの上離れとなっていて上昇サインです。
2番底どころか3番底をつけています。

日経平均が2013年末にかけて上昇すると考えた理由②

外国人投資家の売買動向

これは、以下のチャート（汚くてすみません）を見ると
※青折れ線は、外国人投資家の売買動向
※日足チャートが日経平均です。

外国人投資家の買越しが急増（1兆円以上）した時は、その後1～2ヶ月は継続して上昇しているのがわかります。つまり11/15日の東証データより今回もそのパターンだと踏んでいます。

日経平均が2013年末にかけて上昇すると考えた理由③

企業業績が円安を背景に好調

本当は自分で調べたほうがいいのですが･･･以下から
[2013/11/17]今週の日経平均の見通し
http://yslab.blogspot.jp/2013/11/20131117.html
日経平均採用銘柄の今期予想PERの15.8倍

日経平均採用銘柄の平均PERについてはデータは前に少し調べたので参考までにどうぞ
http://news830.com/archives/415

日経平均が2013年末にかけて上昇すると考えた理由④

アベノミクス（政策）への期待感

一番評価できる点は、消費税増税を遂行したことです。
もしこれを曲げたら日本は終わりだと思っていました。

ここで私が重要視してるのは2点ありまして

一つ目は、決断出来るリーダーであるところを曲りなりとも示してくれたところです。
二つ目は、増税しない事により景気への悪影響と増税する事による景気への悪影響は、増税しない方が景気への悪影響になると考えているからです。もう限界なんですよ。
※増税が景気に対して好影響になる場合がある事の説明は割愛します。

日経平均が2013年末にかけて上昇すると考えた理由⑤

景況感がなんとなく活況

これは各種指標からも読み取れるかと思います。
・人材派遣各社の業績急回復
・自動車業界の業績急回復
・来春は、ベースアップを示唆
・9月景気動向は「改善」で判断据え置き
・失業率の改善

日経平均が2013年末にかけて上昇すると考えた理由⑥

チャート

綺麗な三角保ち合いの上離れですね。

日経平均が2013年末にかけて上昇すると考えた理由⑦

直感（願望）

まとめ

日本の景気に対しての悲観論者なんて跳ね飛ばしてしまえ！

好景気になってほしいです（切実）

私は、日本の未来は明るいと信じています。
そして、この国の大多数の方は勤勉で善良で努力家だと信じています。

海外との競争も厳しく近隣諸国の問題も逼迫しています。
その中で、誰もがみな必死です。

このような情勢の中でも、
正しい努力を正しい方向性で善良な意思を持って行えばきっと身を結ぶと信じています。