メッツ(4744)のＮＬ不動産（NowLoading:2447連結子会社）契約解除に伴い業績予想の修正について

(株)メッツ(4744)
ソフト開発で創業。１１年、産廃の新東京グループ代表が株式過半取得し解散撤回。不動産業に。
（※上記特色は、yahooファイナンスより引用）
株価：48円()
前日比-1円(-2.04%)
25日移動平均価格：53円
25日移動平均乖離率：-9.43%
株式時価総額：23億円

Ｍ－メッツ:不動産仕入れにかかる売買契約解除および違約金請求に関するお知らせ
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120140314021279.pdf
2014/3/14 19:00
Ｍ－メッツ:業績予想の修正について
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120140314021318.pdf
2014/3/14 19:00
Ｍ－メッツ:募集新株予約権（有償ストック・オプション）の発行内容確定に関するお知らせ
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120140311018626.pdf
2014/3/11 13:20

業績予想の修正についてのお知らせ
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120140314021279.pdf

ん？なんで、売上が激減してるのに営業収益が増加してるんだ？と思いIRを読んでみたら
本件不動産にかかる違約金は当社の事業活動の結果であり、本日付で営業収入として全額計上いたしました。

ちょっと引っかかったのがここ

>>本件不動産にかかる違約金は当社の事業活動の結果

いや違うだろ！って心の中で突っ込んだものの、そもそも財務諸表等規則ではどうなってたかな？と思い確認

用語の意味確認

営業利益とは
企業の本業から得た正味成果

純損益計算の区分について（特別損益の計算区分の事）
臨時損益とは
意味：臨時的な損益
【例】
・固定資産売却損益（不動産業以外）
・転売目的以外で取得した有価証券の売買損益
・災害による損失

ここからは解釈の違いになりますが、違約金を受け取る事が事業活動の結果なのかどうかです。たとえば不動産賃貸の場合のように常時一定割合で家賃の未払いが発生するような状況では、引当金を積みます。もちろんその引当金は営業損益区分に計上されます。

しかし、今回の場合は、常時一定割合で発生するものではないはずですし、また予測出来るものでもないはずです。ましては、事業の目的が不動産の売買であって違約金を貰うことではないため「違約金は当社の事業活動の結果」の判断はおかしいのではないでしょうか？

という事と違約金貰えるかどうかって未定ですし、
後、なぜ契約が遂行されなかったか詳細が書いてないからなんともいえないけど裁判長期化するんじゃないかな

ぐだぐだと書きましたが要点は、
違約金は、以下のどちらなのか？って話です。
（1）企業の本業から得た正味成果
（2）臨時的な損益

私は、「例え本業が不動産だとしても予定していた売上の半分が消えるレベルの違約金」は（2）だと思うんだけど…

と思ってＮｏｗＬｏａｄｉｎｇ（2447）のyahoo板みたら同じ突込みされてる方がいましたね。

2447 – (株)ＮｏｗＬｏａｄｉｎｇ
http://textream.yahoo.co.jp/message/1002447/2447
メッツの計上も不適切じゃないのか、心配です。

というか、4億円の回収可能性ないんじゃないかな？
ちなみに、違約金を計上するなら回収可能性を割引いて計上しないとだめなんだけど…

まとめ

・決算このままでメッツの監査法人が適正意見だしたらちょっとやばいと思う