決算書や中期経営計画の見方
決算書の見方
これは優良企業を探すために見るのではなくて、「地雷」が埋まってないか確認するために見るものである。つまり「投資しない対象」を選別するために見るもの。
そのために一番注目するのは、「現金の動き」。所詮「利益などは経営者の創作」でしか過ぎない。キャッシュは事実、利益は創作。
一番避けたいのは「ある日に突然倒産する企業」
そのための徴候としては以下を確認
不自然な資産の増加
営業キャッシュフローの継続的なマイナス
現金の急激な減少
急な借入金の返済
アンバランスな売掛金
中期経営計画の見方
これは、どれだけの人（機関）が夢を見るかを推定するために見るもの。決して、会社側の「中期経営計画」を信じて投資してはいけない。信じれるものは、実績の数字と現金だけ。
中期経営計画ほど経営者の創作力が試されるものは無い。少なくとも既存の大手とバッティングするような領域で売上が「倍々ゲームで増えていく」なんて信じてはいけない。もしそれが起こり得る可能性が高いのは、既存の大手はまだ進出していない分野。つまり全く新しい市場のみ。
中期経営計画は、どれだけ多くの人（機関）がそれを信じる可能性が高いかに賭けるゲームであって自分が信じるものではない。
上場企業には、自社の業績を必要以上に高く見せるインセンティブが、常に働いている事を忘れてはいけない。
地獄への道は善意で舗装されている
経営者だって悪意があるわけじゃない。むしろ、投資家の期待に応えようとしているだけ。そして、その期待がいつも大きすぎる位まで膨らむから悲劇が産まれる。
悪人なんかいない、みんな真面目で善人ばかりや（）
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