平成 26 年4月 14 日
世界初「インクジェット製法による全固体型セラミックス二次電池」を共同開発
http://www.ishiihyoki.co.jp/ihhpsys2_open/HPSDDL01.php/20140414_other.pdf?tfile_no=28962492322299210&f=20140414_other.pdf
全固体型セラミックス二次電池とは
2011/06/14 20:44 【共同通信】
積層型リチウム電池を開発 岩手大、新潟の企業チーム
http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011061401001093.html
通常のリチウムイオン電池と異なり固体の電解質を使っているため不燃性で安全性が高い。層を増やせば容量が増え、大型化により携帯電話の充電池や、電気自動車のバッテリーなどへの応用も可能となる
開発参加企業
・電子部品製造ナミックス
・電子部品開発アイオムテクノロジー
この時点で、石井表記は参加していないはず。それと、アイオムテクノロジーの会社HPが既に存在しなことに…
コンデンサーの薄型化で世界一 [アイオムテクノロジー]
http://www.nikkan.co.jp/genki-j/100525.html
2010年にはあるんだけどね…。倒産したのかな?
ちょっとひっかかるのでメモ
積層型セラミックス二次電池とは
積層型セラミックス二次電池
http://www.namics.co.jp/topics/file/TDS_of_All_Ceramic_Rechargeable_Battery_jp.pdf
開発品説明
・全てが無機化合物で構成された新しいタイプの蓄電部品
活物質:Li含有複合酸化物
固体電解質:Li-Si-P複合酸化物(シート化)
内部集電電極:Ag-Pd
・作り方
固体電解質をシート化した後、活物質電極ペーストを固体電解質シート上に印刷します。さらにこのシートを複数枚スタックし一括焼成
特徴
・電解液の漏洩は皆無
・高い耐熱性と安全性
・電子基板への加熱実装にも対応可能
・開放系での電池製造が可能
・量産性に優れた蓄電部品
つまり、
従来品
シートを積層した後、焼成工程を経て作成
今回のIRで
塗布方式非接触型成膜技術(インクジェット製法)で全固体型セラミックス二次電池の製造に成功
全固体型セラミックス二次電池の想定用途
「次世代セラミックス電池技術の展望」
http://www.chubu.meti.go.jp/jisedai_jidoushiya/forum/pdf/121129technical_seminar_date2-1.pdf
・電気自動車用(EV)の蓄電池
電子部品製造ナミックスの会社概要
ナミックス株式会社
http://www.namics.co.jp/company/gaiyo.html
本社所在地
〒950-3131 新潟県新潟市北区濁川3993番地
設 立
1947年(昭和22年)2月
資 本 金
8,000万円
代 表 者
代表取締役社長 小田嶋 壽信
事業内容
エレクトロケミカル材料の
研究・開発、製造、販売
売 上 高
248億円(2012年度実績)
従業員数
468名(2012年度末現在)
研究開発費
8%(2012年度実績)
売上規模は、石井表記(6336)の約3倍強です。
テラプローブと石井表記
上記IRの以下の部分に着目
当社は、インクジェットコーターの特長を活かした薄膜から厚膜までの塗布技術を、既存装置および将来装置へ継続的に技術革新を行い、独創性のある装置づくりで、液晶パネル分野、半導体分野、そしてこの度の二次電池分野をはじめとする新たな分野へ革新プロセスを世界へ向け提供してまいります。
インクジェットコーター?
世界初、WLP・バンプ向けインクジェットコーターを共同開発
http://www.teraprobe.com/ir/pdf/20131126.pdf
株式会社石井表記と株式会社テラプローブは、ウエハレベルパッケージ(WLP)とバンプ向けに、厚膜絶縁塗布材料(ポリイミド)をインクジェット方式で塗布するインクジェットコーターを半導体業界では世界で初めて共同開発いたしました。
関係あると判断してもいいとは思います。
引っかかる点
・アイオムテクノロジーはどこに消えたのか?
・ナミックスの方が石井表記より規模が大きい
・2011年の記事の時点では、石井表記の記載は無い
→後から参加企業では?
・製造に成功したとありますが量産化したわけではない
雑感
・日本鋳造と同じ匂いがする
・「全固体型セラミックス二次電池」はここだけじゃない
・寄ったら天井と予測
・興味はありありだけど、単独開発じゃないから…
早急に判断せずに、継続した情報収集と値動きの監視が吉かな
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