
獄長!ベガの月次どういう方向性の数字が出てきますかね?

前回の記事を読んでましたけど、8月の月次は金額的には落ち込みましたけど、例年8月は落ち込む月だったので、前年同月比では7月の水準を維持したんですね。

ですね。

これは色々と判断に迷うところですけど、いくつかの前提条件を整理しておきたいところですね。

fmfm

前年(2019年)の9月というのは、増税前の駆け込み需要で、全体として小売りが好調だったという背景があります。そして今回は増税前の駆け込み需要はありません。

そういえば、そんな事ありましたね…

つまり、2019年の9月は増税前の駆け込み需要込みの数字であった可能性が高く、月次を持ち越そうとする人は、その可能性を失念して「1283×1.5」位の数字が出る可能性が高いと考えているんじゃないかなと


生活習慣の変化によるECへの需要シフトの可能性は?


ただ、今回はまだ懸念点があります。10月2日に開示のあったニトリの決算資料ですが、店舗売上が増加してるんですよね。ただ、通販も増加してます。ただニトリは1Qの決算の時も実は店舗売上は微増ですが増収になってました。つまりニトリのデータから見ると、店舗売上が減少してECへ転化されたという仮定がそもそも間違っていた可能性があります。緊急事態宣言が出た4月のEC売上の急増は、たしかに店舗減のEC増でしたが、6月~8月の増加は、別の要因だったことが考えられないでしょうか?

ふむ…

それは、なんでしょうか?

特別定額給付金や持続給付金の存在を忘れてないでしょうか?

あ…たしかに…

子供いる家族世帯なら、1世帯で30万~40万。自営業なら持続給付金で100万~400万くらいは臨時で手に入った可能性がありますね。

そういう事。自営業の方は、ちょっと不明な部分もあるので、一般的な世帯の金額だけみても30万前後のお金が「何もしないで」入金された訳です。私の横浜在住の知人の方なんて40万円ゲットしてさらにGOTOで家族旅行を謳歌してましたね…

それは許せないですね!!!

ですよね!!!!!

まぁ話は戻しますが、上記でいうように一時的に入ったお金は、多くの場所で使われたことが推定できます。その中に家具や家電なども含まれていたであろうと私は考えています。つまり、給付金でちょっと大きめの買い物を皆がしただけで、EC特需というよりも小売全体で特需があったんじゃないの?という推測です。

そして、直近のデータを見ると、家電の売上が急速に落ちてます。そういう言い方をすると誤解を招きそうなので正確に述べますと、「前年と同様の水準」程度まで減少してきました。

なるほど…

整理してみると
1、前年の9月は増税前の駆け込み需要の数字だった
2、EC特需ではなくて給付金特需だったのではないか?
3、好調だった家電の売上が急速に減少し始めた
以下の3点を理由に、ベガの9月月次持越しギャンブルは相当危険じゃないのかな?と考えています。

ありがとうございます!ベガの月次でどういう数字になるか参考にさせて頂きます。
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