追証(東証のHPより)
http://www.tse.or.jp/glossary/gloss_a/o_oisho.html
顧客の思惑に反し、信用買いを行った銘柄の株価が下落し、また、信用売りの株価が上昇して計算上の損失が生じた場合、顧客は証券会社から追加の保証金を徴求される場合があります。これを通常、追証と呼びます。追証の差入れは、当初に差し入れた委託保証金から相場の変動による損失額等を差し引いた額が約定値段の20%(委託保証金維持率)を割った場合に、その生じた日の翌々日の正午までに20%を回復するように差し入れなければなりません。
追証が分からない人は、上記を読んでもよく分からないと思うので簡単に解説します。
まずは、信用取引とはなんぞや?から始まると思います。
信用取引とは?
信用取引とは、証券会社から「資金」か「株券」を借りて取引することです。
信用買い → 「資金」を借ります。
信用売り → 「株券」を借ります。
ただ、誰にでも貸してくれる訳ではありません。
一応、審査があります。
通れば、晴れて信用取引デビューです。
でも、取引を始めるためには、委託保証金という担保を差し入れる必要があります。
※委託保証金が、追証と密接に関係あります。
[具体例]
※説明を簡単にするために、数値を簡略化します。
(1)Aさんが、委託保証金100万円を差し入れて信用買いをしようと思っています。
(2)5/23日にX社の株を100万円の3倍分(これが信用取引です)の300万円分の株を証券会社B社経由で、@100円×3万株購入しました。
(3)買った瞬間に、X社の株価は、@80円になりましたとさ
さて、どうなるでしょう?
買う前
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委託保証金:100万円
X社の株価:@100円
購入した額:300万円
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↓
買った後
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委託保証金:??円
X社の株価:@80円
買った株の評価額:240万円
—————-
まず、損失はいくら?
240万円 - 300万円 = -60万円
その損失はどうなるの?
A:委託保証金から引かれます。
つまりこうなります。
買った後
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委託保証金:40万円
X社の株価:@80円
買った株の評価額:240万円
—————-
これだけ見ると何も問題は無いですが、証券会社B社は、信用取引に規制を設けています。
え?どんな規制(例)
A:委託保証金の3倍の金額までしか株買っちゃだめですよ。
↓ということは?
—————-
本来必要な委託保証金:??万円
X社の株価:@80円
買った株の評価額:240万円
—————-
??万円は、80万円です。
つまり、
実際の委託保証金額:40万円
本来必要な委託保証金:80万円
40万円足りませんね?
証券会社B社「40万円足りないから、明日までに入金してね?(はーと)」
これが追証です。
ちなみに入金しないと強制決済になり、60万円の損失が確定します。
ちなみに私は、マネックス証券つかっているんですが、
信用取引とは?
http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G1400/sinyo/nyumon_index.htm
メリット1 空売りができるから、株価が下落しても利益を得るチャンスがある!
信用取引は売りからはじめることもできる(空売り)。つまり、株価の上下に関わらず利益のチャンスが生まれ、投資の幅がぐんと広がります。
メリット2 手元にある資金の約3.3倍の取引ができる!
自分の現金・株式を担保に、その担保である保証金の約3.3倍の額の株式取引ができるため、投資した資金(保証金)に比べて大きな利益が期待できます。
信用取引は、投資した資金(保証金)に比べて大きな利益が期待できますが、その一方で価格の変動が予想と違った場合には、損失も大きくなります。信用取引を利用するときは、その仕組みをよく知り、お客さま自身の判断と責任において行うようお願いいたします。
メリットしか書いてねぇ・・・
別にいいけどね・・・
ちなみに、相場には「買いは家まで、売りは命まで」なんて言葉があります。
何を意味するかといえば、それを失うってことです。
覚悟が無いなら信用なんてしないに限ります。
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