アベノミクス成長戦略で2013年6月5日に発表する第三期戦略は、PFI(民間資本によるインフラ整備の推進)らしい

6月5日には、民間資本によるインフラ整備の推進を中心とする第三期戦略が発表されるらしいけど、PFIってなんだっけ?と思って…

 

 

PFI(Private Finance Initiative)とは(wikiより)
公共サービスの提供に際して公共施設が必要な場合に、従来のように公共が直接施設を整備せずに民間資金を利用して民間に施設整備と公共サービスの提供をゆだねる手法である。

問題点
官民間のリスク分担
公共が民間に移転したいリスクを移転するという観点での条件設定をすることは適切ではなく、民間にリスクを移転することでバリューが生み出されるかどうかを基準にしてリスク配分する必要がある。事業リスクの官民の適切な配分が今後の日本のPFIの検討課題であると思われる。

協働する官民の癒着
一方、日本のPFIの場合、官と民間企業の垣根が低くなり、癒着が生じやすくなり官民癒着の温床との指摘がある。また、本来なら医療本体の赤字をカバーする役割だった給食、検査、清掃、薬品調達など利益を生む部門を民間に丸投げ、特別目的会社の構成民間企業のみが利益を得て、医療本体を県民が負担するのみという構造になっているという指摘もある。しかも、完全に民営化した場合は産婦人科や小児科などの不採算部門が切り捨てられ、地域医療が崩壊するとの指摘も挙がっている。企業契約のヴェールに包まれていて経営内容が闇の中であり、もっと情報公開をとの声がある。(この段落の出典全て2007年10月17日付東京新聞より)

独立採算型が皆無だった日本のPFI
1999年のPFI法公布以来、日本のPFI事業は、行政がPFI事業者に建設、維持管理の報酬を支払う「サービス購入型」と呼ばれる方式が大半を占めており、インフラの利用者が事業者に報酬を直接を支払う「独立採算型」とよばれる方式は皆無に等しい状況であった。
行政がPFI事業者にサービス対価を支払う「サービス購入型」への偏重は批判を招くことも多かった。例えば、「ハコ物整備に偏重している」、「従来の公共事業を繰延べ払いにしただけではないか」といったものが挙げられる。
これまでの我が国のPFI事業数のうち、独立採算型の占める比率は極めて小さい。これまで実施された事業の内訳を見ると、サービス購入型が全体の約7 割を占めている一方で混合型は約24%、独立採算型は約4%にとどまっている。

 

これか・・・
だめじゃね?

 

アベノミクス三本の矢」のうち「第三の矢(成長戦略)」の内容が判明。でも書いたんだけど…

 

③-a 次世代インフラについては、「コストも縮減」って書いてあったので期待しないほうがいいと思う。公共事業の予算拡大は無いな…。

 

民間委託って言ってもそれが競争を生み出すわけじゃないのは、wikiにも書いてあるように分かりきったことですし。ましてや効率的になるかどうかなんて分かりもしない。※過去の例からして半官半民はほぼならないと思う…

 

要するにふたを開けてみないと分からないってことさ。

 

ついでに6月5日の発表内容を探してたら見つけたのでチェック

アベノミクスに疑問符、日用品の価格が上昇―中国メディア
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=72274
第一生命経済研究所の熊野英生首席エコノミストは、「成長戦略は魔法の杖ではない。成長戦略と銘打たれた計画は、2006年から恒例行事のように発表され続けているが、どの計画もうやむやのまま終わっている」と指摘した。日本の某有名企業の役員は、「アベノミクスの本質は、日本経済にカンフル剤を打つことだ。現時点では一部の業界で好転が見られ、企業の業績も改善されているが、これは中身を伴わない拡大に過ぎない。長期的に見て日本経済にもたらされる利益については、今後の経過を見守る必要がある」と表明した。
※少々の日用品の価格の上昇なんて個人的にはどうでもいい。

 

ソース元が微妙だけど、良いこといってるよね。
少しでも経済をかじった事がある人なら分かると思うけど、「魔法の杖」なんてないんよ。「アベノミクスの本質は、日本経済にカンフル剤を打つことだ。」←これもその通りですよね。そういう意味では、今年前半のアベノミクスは成功してると思います。

問題は、今年後半ですね。
投資もそうですが、短期的にはアナウンス効果である程度まではいけます。でも、長期的には大きな流れを作る必要があると思います。

 

ということなんで、6月5日は特に期待してないです。
下がったら拾いたいな~位にしか考えていません。

 

後、1,000円位は押しそうなんで…押してほしいなと。

そういえば、不動産セクターだけど、アベノミクスの中に無い気がするんだ。
長期金利も上昇しつつあるし、新興不動産は恩恵あまり受けないんじゃないかな?

ということで、新興不動産の代表的な銘柄(ケネディクスの半年チャート)
ケネディクス株価チャート

 

このまま不動産セクターに対して何も無いと、調整が長引きそうだな・・・
PER125倍とかだし(苦笑)

 

 

 

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